フランス紀行


はじめに

帰国時の機内、もう2度と来る事はないかも.. と毎回名残惜しく思う花の都。 
1昨年は国際触媒学会(特許申請品の展示と発表)。昨年は某セレクトショップ
東京進出。今回は観光も..と思う間もなくパリを駆け抜ける貴重な体験の数々を
得た
3度目の訪問となりました。

世界は広く美しい。。オープンにフランクに、言葉は通じ無くても人々との交流は
心の世界も大きく広げ自らの未来さえ想い描くように創り上げてくれる気さえします。

だから現実を変えてしまうような良い仕事をしましょうと訴えます。
ビジネスではなく何か使命感のようなものを共有できるようになりたいと願っています。

何より
楽しくなければ仕事じゃないと思い紀行としてUPしました。


(時系列はばらばらですがノンフィクションです)









1
Seguin島の

 パリ市内近郊 地下鉄9番路線の終着駅はセブ橋(PONT DE SEVRES)。
インターネット情報ではセーヌ川の中州Seguin島にファサードに
覆われた
美しい豪華客船のような建築があるはずでした。

フランス版ネット地図検索で場所が確認できても言葉も通じない外国では辿り着くには一苦労も二苦労も。。。やっとのことで着いたらそこには、、、整地し建設途上で中断された気配の島があり 

川岸にはルノー社工場があったので昨年出向されたと聞いたN自動車のT氏に情報を確認したところ「そうそう、あそこは夏まで美術館建設の予定だったのに残念でしたね。。。。とのお話でチョン。

ネットでは今も美しいファサードで覆われた建築映像が残っています。
今年、O大学建設に使用予定の弊社ステンレスファサード(丸SHIP2−9)に類似形状と思われたので是非実物を見たかったのが本音でした。遠く離れていても同じ時代に同じような考えで人が物を創造しているとしたらどこか無意識の世界でかすかな繋がりを持ち、時として共鳴する事があるのかもしれないと感じていました。

幻ではあったけれども
その想いを確かめる行動自体に価値があったのだからと自分を納得させてSeguin島を後にしました。


(コンペの映像がネットに残っているのはよくある話だそうでした:後日談)


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